ホワイトニングで歯を白くした際、その効果は半永久的ではありません。
歯の白さをずっとキープしたいのなら、定期的にホワイトニングを受ける必要があります。
では、1回あたりのホワイトニングの効果をできるだけ長く持続させる方法はあるのでしょうか。
目次
■それぞれのホワイトニング、持続期間はどれくらい?
ホワイトニングの持続期間は、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングでそれぞれ異なります。
◎オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングの持続期間は3ヶ月から6ヶ月ほどです。
ホームホワイトニングよりも急速に歯を白くするため、色戻りも早く、期間が短いとされています。
◎ホームホワイトニング
ホームホワイトニングの持続期間は6ヶ月から12ヶ月ほどです。
3週間ほどの時間をかけ、ゆっくりと歯を白くするため色戻りもゆっくりになるとされています。
特に即効性を求めない方は、ホームホワイトニングを選んだ方が長く白い歯でいることができます。
■色戻りを促してしまう生活習慣
できるだけ長くホワイトニングの効果を持続させるためには、控えるべき生活習慣がいくつかあります。
◎着色しやすい飲食物
着色しやすい飲食物は、色戻りを促してしまいます。
お茶、赤ワイン、コーヒーなどポリフェノールが含まれているもの、カレーやソースなどの色の濃い食べ物には注意です。
◎喫煙は色戻りを促す
ホワイトニング中は喫煙を控えた方が良いとされていますが、ホワイトニング後も喫煙は色戻りを促してしまいます。
また、たばこに含まれるヤニはそれ自体が着色のもとになってしまうだけでなく、そのねばねばした性質によって、他の飲食物の色素も引き寄せてしまいます。
■色の戻りを遅くするために
それでは色の戻りを遅くするためにはどうしたらよいのでしょうか。
◎着色しにくい飲食物を選ぶ
着色しやすい飲食物は嗜好品も多く、避けることができます。
その代わりに着色しにくい食べ物を選んで色戻りを遅くしましょう。
着色しにくい食べ物は、パンやうどん、 白身魚や牛乳などの乳製品です。
◎禁煙がベスト
色戻りを遅くするためには、やはり禁煙するのが良いでしょう。
タバコによる着色を落とすのはそんなに難しいことではなく、ホワイトニング中でなければ 喫煙 OK としている歯科医院も多いかもしれません。
しかし色戻りをできるだけ遅くするためには禁煙がベストです。
◎定期的なクリーニングを
ホワイトニング後は歯科医院で定期的なクリーニングを受けましょう。
ご自宅での清掃で落とせる汚れは全体の90%ほどといわれています。
残りの10%に、着色であるステインや、着色を呼び寄せる唾液の膜であるペリクルが含まれます。
これを歯科でのケアによって定期的に落とし、色の戻りを遅くしましょう。
◎食事の後はブラッシング
食後はきちんとブラッシングを行い、飲食物に含まれたポリフェノールなどが歯に定着しないようにしましょう。
着色は蓄積することでより色が濃くなります。
<その他、色戻りを遅くするために>
・ ブラッシング出来ない時はうがいを行う
・ ホワイトニング用歯磨き粉を使う。市販のものに脱色の効果はないが、汚れを浮かせる効果があるため、本来の白さを保つことが出来る。
【ちょっとした習慣でより効果を持続させよう】
ホワイトニング自由診療で、治療費は全てが患者様負担となります。
そのためなるべく色戻りを遅くして効果を持続させたい方も多いのではないでしょうか。
ホワイトニングの色戻りは、いくつかの生活習慣に気を付けるだけでゆっくりになります。 繰り返し治療を受けることもできますが、一回一回の持続時間を長くして、時間にもお金にも優しいホワイトニング治療にしましょう。